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名より実を取る、追い詰められた雑誌社の現状

最近の雑誌の表紙を見て何か気づいたことはありませんか?

特に女性誌が顕著ですが、最近の雑誌編集の傾向として『雑誌タイトル』より
も上に『表紙モデルの顔』や『特集記事』などが表示されているケースが多く
なっています。

これは、コンビニでの陳列状況を想定した雑誌編集になっているためだそうで
す。

コンビニの雑誌用の棚はひな壇になっているものが大半で、そこに並べると雑
誌の上部10センチほどしかユーザーに見えません。

今までは毎回購入している常連ユーザーが雑誌を判別しやすいようにタイトル
を一番最上部に表示していましたが、コンビニでの販売数が無視できない状況
となってきたため、独自の対策が必要となってきました。

コンビニでの雑誌販売の傾向は、目的買いよりも雑誌の表紙や特集をみて衝動
買いするユーザーが大半のため、雑誌タイトルよりもモデルの顔や特集を前に
表示することでユーザーの興味を引いています。

過去にある雑誌社が「モデルの顔が見えたほうが売り上げアップにつながるの
ではないか」と仮説を立て実験したところ売上が伸びたため、それ以降その雑
誌の定番となり、その他の雑誌も追従したことにより現在の雑誌編集の主流と
なったそうです。

現在、日本で一番雑誌を販売しているのは、紀伊国屋書店や丸善書店などの専
門店ではなく、コンビニエンスストアだそうです。

タイトルは雑誌にとっては『顔』にあたる非常に重要な部分ですので、タイト
ルよりも上に何かを表示するのは、よほどのことが無い限り以前では考えられ
ませんでした。

雑誌不況といわれる現在の環境で、最大の販売ルートであるコンビニ対策を行
わないと、経営が成り立たない雑誌社の厳しい現状を物語っていますね。

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