元アナウンサーの魚住りえさんの書いた『1秒で心をつかめ。』を読みました。
さすが、話すことを職業にしているだけあって、相手の心をつかむコミュニケーション術が詰まった一冊でした。
スピーチやプレゼン、ビジネス、出会い、雑談、恋愛やオンラインまで、あらゆる「話す場面」に役立つテクニックが満載で、場面別に章立てされていることと、具体例が豊富で腹落ちしやすい内容のため、実社会で利用しやすいと感じました。
ポイントは「1秒」の使い方
相手との信頼関係を作る「受けの1秒」と、心をグッとつかむ「攻めの1秒」の使いかたが重要。
相手との信頼関係を作る「受けの1秒」のポイントは「間」
相手の話を聞いて、自分が話をする前に1秒の間を取る。
そうすることで「話を聞いてもらえた」と感じるので、相手との信頼関係を築くことができる。
これはマツコ・デラックスさんが上手に実践しているとのこと。
また、言い終わりで口を「パクッ」と閉じることで知的な印象になります。
これも「受けの1秒」の好例。
「攻めの1秒」は、相手に好印象を残すためのテクニック。
その例の1つとして「声の質」がある。
声の高さや声量、周波数など聞き手の心地よい発声することで、相手に好印象を与えることが出来る。
また話が一段落した時点で「ここまでで質問はありませんか?」などと問いかけることで、寄り添う気持ちを伝えるテクニックも有効とのこと。
声の高低とスピードで相手に印象付ける
声の高低とスピードによって相手に与える印象が変わるため、それを考慮して話をする。
高い声×速い=エネルギッシュ
高い声×ゆっくり=包容力
低い声×ゆっくり=落ち着いたイメージ
低い声×速い=知的なイメージ
「高い声×速い」のエネルギッシュな話し方で注目させ、その後は「低い声×ゆっくり」落ち着いたイメージに切り替えるなども効果的。
まとめ
その他にも「スピーチ・プレゼンで役立つ4つの技術」や、雑談力アップに使える「会話スターター」、スピーチの最初に無意識に出てしまう「あー」「えー」などを減らす方法も具体的に紹介されています。
また、巻末にはイラスト解説もあり、声の出し方や姿勢、表情などがイラストでまとめられていて、視覚的にも理解しやすくなっています。
魚住りえさんの、アナウンサーとしての経験をベースとした具体例が豊富で、「話し方の本」というよりも「円滑なコミュニケーションのための本」という印象で非常に参考になりました。
人前で話すことに不安がある方や、もっと上手にコミュニケーションを取りたいと考えている方におすすめの一冊です。


